自己評価結果の公開2022

■環境・体制整備について

学習をする部屋や遊びの部屋、おやつを食べたり交流をする部屋といった目的を各部屋に持たせており、情報の入り込みを防ぎ、集中しやすい環境を作るために(子どもたち自身が創作した展示物等を除いて)装飾品や掲示物も室内には貼っていません。時計もシンプルな掛け時計とデジタル置き時計を設置しています。子どもたちが落ち着きやすく過ごしやすい環境作りを重視したスペース活用を行っておりますので、細部に渡ってスタッフで話し合いながらその環境を作り上げています。 地域活動や屋外活動を増やしていきたい。コロナ対策により抑制されていた、就労支援事業所「クロスウォーク」との連携時間を再度増やしていくことで、活動を共にする先輩でもあるクロスウォークのメンバーが清掃や除菌作業だけでなく、子どもたちを見守る、および、遊ぶ活動にも参加していきます。当事業所は、完全バリアフリー化をはかってはおりません。利用開始時にその旨をお伝えし、ご利用をいただいております。室内は、段差がある場所には全て適切な手すりを設けており、通常のトイレ設備とは別に、ゆったり広めのトイレ設備が一つあります。また、室内の装飾物を簡素化することや、段差移動に時間がかかる児童がいる際は、待つことやサポートすることを大事にし、環境支援を第一に考えた心のバリアフリー化に努めております。一部、ドアの開閉に力を要すると言う経年劣化箇所については適切に改善を図ることとします。

■業務改善について

日々のミーティングや支援会議と合わせて、情報共有や支援内容の打ち合わせを目的として毎月実施している職員間でのケース会議、その他に全体ミーティングを全職員参加で毎月行っております。活動計画として月間スケジュールを作成し、各ご家庭に配布し、その他に個別トレーニングなどの活動を保護者と共有しながら行っております。保護者への日常の連絡報告を複数の手段から行っているが、実施したアンケート調査からは、送迎のスタッフにどこまで話しても良いのか分からないとの声があがっていた。日常の連絡だけでは補えない事業所全体の案内に関しては、定期的に発行している通信紙やホームページ、事業所内掲示物などを増やして情報発信していきたい。ホームページ上に公開しているものを、会報等でも情報発信していけるよう考えていきたい。研修の機会が確保されている一方で、コロナ禍により、外部講師を呼ぶ機会が減ってしまっていたので、改めて専門的な研修を事業所内で実施していきたい。スーパーバイザー人員を配置し、各スタッフの情報や見立てを客観的に分析した研修及びミーティングを設けている。各スタッフからの相談にも対応できるようにすることで、放課後等デイサービスの計画実行につなげている。

■適切な支援の提供について

活動プログラムの立案は、ミーティングや児童の利用時間外に話し合って決められている。決められた月間の計画を毎月、インターネット上だけでなく紙媒体の配布も合わせて情報発信している。児童の状況や集団の状態を第一に考えた活動プログラムをチームで立案し、全体でのプログラム、中小チームのプログラム、個別のプログラムと言った活動単位を考えた支援活動を行っています。また、季節をテーマにした活動計画や課外活動も計画に取り入れています。一定の時期や特別な対応を検討する場合については、個別対応時記録をとっており、継続的な支援へつなげるためのフォーマットとしています。日々の記録とともに毎月行う全体会議と全体研修の場で情報共有から、必要な対応方法を皆で考えていく支援の態勢は今後も継続してブラッシュアップしていきたいと考えます。保護者アンケートでは、全児童から「おひさまへの通所を楽しみにしている」との回答があったことからも、更なる計画や支援の質の向上に努めていきたいと思います。

■関係機関や保護者との連携関係機関や保護者との連携について

おひさまでは、地域に活発な活動を行う保護者会や当事者会があり、当事業所が参画する「村上市家庭教育支援チーム」とも連携して、チームとしての連携やイベント等を行っています。必ずしも保護者同士がここで交わりたくないとう少数意見があることや、他に同様の活動をされている地域のコミュニティが存在することから、当事業所独自の保護者コミュニティの創出は検討しておりません。既に存在する保護者コミュニティグループとの連携や村上市家庭教育支援チームとして、積極的に関わらせていただきます。

■保護者への説明責任等について

活動内容や支援の内容、利用者負担についての説明を必ず利用前に行っており、定期的な面談時間で、補足を行うこともあります。リーフレットやインターネット上での情報配信も継続的に行っています。別途の実費負担が発生するプログラムなどでは、案内を事前に周知し、参加出欠をとっております。主に面談時に聞き取りを行うとともに、おひさまでの活動状況や気になること、成長が見られることなどを共有する時間をもっています。お子さまの体調や気分、その他をお互いに記入する連絡帳も導入しており、共有が図れるようにしています。また、日々のお迎え時にも口頭での報告、連絡や気になることがあれば、こちらからもしくは、保護者の方からお話が出ることもあります。おひさまでは全職員が支援員として児童との関わり合いを持っておりますが、保護者アンケートに「送迎時に送迎専門のスタッフなのかどうか分からないので、どこまで話して良いか分からない。」との声がありました。スタッフ体制については、より保護者に分かりやすく伝える方法をとっていきたいと思います。広報紙としては毎月のおひさま通信を保護者向けに配布しています。合わせて毎月の活動計画予定表もお配りしています。現在は、児童の様子をもっと知りたいといった保護者の方の需要に対応した、活動時の写真を見ながら注文が出来る、オンライン写真サービスも提供しております。

■非常時の対応について

緊急時対応マニュアルを総括ファイルとして作成し、内訳に防犯・感染症・防災、その他虐待防止を各マニュアルとしてファイリングしています。防災対応と合わせて虐待防止に関する内容もミーティングや研修において周知、共有されています。おひさま通信や不定期の連絡紙などで、個別に案内や連絡事項をお伝えしておりますが、より周知しやすい方法を検討し、有事の際にしっかりと機能できるようにして参ります。マニュアルを元に、分かりやすく配布資料として作成していきたいと思います。現在、毎月の活動日のなかに月ごとに項目を選び、安全の日として子どもたちとの訓練時間をもっております。それ以外に職員だけでの訓練も実施しております。地元の警察署や消防署と連絡を取り合い、指導をいただくことや、出張講座による機会も設けています。また、所内には複数の場所に緊急時連絡一覧表を掲示してあります。毎月行っている避難訓練は、冬季やコロナ禍、水害等の影響で内容を縮小させていたことで、保護者アンケートでは「防災訓練を行っているのか分からない」とありました。今後の特別感染症であるコロナ対策を減衰させていくなかで、改めて防災訓練の内容も充実させていきたいと思います。また、事業所の指定避難場所は村上南小学校となっており、上記の移動訓練を行うとおおよそ30分程度かかります。そこでおひさまの避難場所として、県立特別支援学校(徒歩5分)を避難場所としていただける許可を得ておりますので、何パターンか分けての避難訓練を随時行います。

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